恋愛のとき、相手の気持ちになれ

恋愛という言葉は「恋」と「愛」という文字からできています


『恋は自分本位で愛は相手本位』と聞いたことがありましたが、
その時はそれがどういう意味なのかよく分かりませんでした。

それからしばらくして、とても好きな人ができました。
本当に素敵な人で、仕事に集中したいという理由で彼女も作らずにいたので、
私の他にもたくさんの女性がその人に想いを寄せていました。

私は片想いながらも、彼の幸せを願い、仕事で活躍できるようにいつも祈っていました。
今にして思えばとてもイタイのですが、
きっとこういうのが「愛」なんだと自己陶酔し、
こんなに愛しているのだから、いつかきっと想いが通じるはずだ、と信じていました。

だから、時々メールの返事が来なくても、
たまに一緒に食事をしたりする程度の関係で十分に幸せだと思っていたのです。

そんなある日、その彼が可愛い女性と楽しそうに話しながら歩いていたという噂を耳にしました。

すごくショックを受けました。
そして、どこの誰かも分からない、その一緒に歩いていたという女性に嫉妬しました。

それからというもの、そのことが頭から離れず、苦しくて苦しくてたまらなくなり、とうとう友達に話しました。
私がどれだけ彼のことを好きで愛しているかということを切々と訴えました。

私の話を聞き終えた友達は言いました。
「あなたの気持ちはわかるけど、それはやっぱり愛ではないと思うよ。
本当に愛していて彼の幸せを望んでるのだったら、彼が楽しそうにしていたと聞いたなら、たとえそれが他の女性と一緒であったとしても、
彼が楽しくて良かった、嬉しいと感じると思うよ。」
「彼が誰を選ぼうと彼の自由。彼に自分を選んでほしいと思うのは、あなたのエゴであって、愛じゃないと思うよ。」

再びショックを受けました。
友達に自分の気持ちを否定されたのもショックでしたが、
友達の言ってることがあまりにも図星でショックでした。

そして、この友達の言葉こそが『恋は自分本位で愛は相手本位』の意味なんだと思いました。

私は彼を愛していたのではなく、彼に恋していただけなんだと気付きました。

気付いたからといってすぐに気持ちが醒めるわけでもないので、その片想いの恋はその後もしばらくは続きましたが、

でもなるべく彼の幸せを本当に心から願いたかったので、
彼が他の女性を選んだとしても、彼が幸せならそれでいいと思うようにしていたら、
嫉妬心に苦しむこともなく、穏やかな気持ちで過ごせるようになりました。

恋と愛の違いを学んだ片想いの思い出です。

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